2011年12月22日、明治大学大学院情報コミュニケーション研究科主催、当会協力(コーディネート)という形で、三度目のシンポジウムを開催させて頂きました。
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またまた急に、それも年末の忙しい時期に開催を決定したイベントにもかかわらず、たいへんご多忙なスケジュールの中、当会の活動にご注目頂いておりました郷原先生、山下先生、市川先生、山口一臣氏、岩上安身氏のほか、激務の中、貴重なお時間を割いていただきました森ゆうこ文部科学副大臣に貴重なお話をお伺いすることができました。また、明治大学情報コミュニケーション学科の江下先生並びに皆様方、ボランティアの方々、本当にありがとうございました。
今回のシンポジウムが検察審査会をテーマにするというのは、以前から決まっていたのですが、諸先生方のスケジュール調整がうまくいかず、この年末にずれ込んだのですが、まさに、この一週間前、東京地検特捜部の田代検事が検察審査会に提出する報告書を偽造していたこと、また、FD改ざん事件で服役中の前田元検事が、検察が、検察審査会に提出する証拠書類の一部を隠していたことが証言されて、いきなり、このテーマが、クローズアップされることとなり、結果的に非常にタイムリーな話となりました。
森ゆうこ議員による、検察審査会の審査員を選任するためのくじ引きソフトが簡単に名簿を操作できる疑惑、さらに審査員の平均年齢などから、恣意的に誘導しやすい若い世代の審査員が選ばれたのではないかという疑惑が語られ、さらに郷原弁護士から、田代検事の作った「石川議員の録音と内容に食い違いのある報告書」がいかなる意味を持つものなのか....それが、大阪地検特捜部で起こった前田元検事による証拠改竄をはるかにしのぐ重大な意味を持つものであることが語られます。つまり、検察が小沢氏にとって有利な証拠を隠し、不利な証拠をでっち上げることで、検察審査会審査員を騙して、強制起訴議決を出させたのではないかという、恐るべき疑惑です。
様々な驚くべき事実に皆が驚愕する中、やはり最大の問題は、目に見える問題として提示されてきた、田代検事のねつ造報告書問題です。しかし、検察時代に、田代検事と同僚であった市川寛弁護士は、彼はとても優秀で真面目な検察官であり、彼がそのような犯罪行為をやったのだとすると、上からの指示としか考えられない....と。
さあ、この事件、どうなるのでしょうか。このまま検察は田代報告書問題をうやむやにして逃げ切ろうとするのか?
郷原弁護士「被害者である小沢氏サイドが、(問題の重要性を理解して)刑事告訴をされるべきでしょう」
八木「では、もし、小沢氏が告訴されない場合は、この事件が揉み消されないためには.....?」
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